ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その7
☆前回までの記事はコチラ☆
草食系男子Nくんの恋物語。
さて、今回の草食系男子攻略法ですが、
「その1」の最後でお話ししたNくんの恋物語を
お話しさせていただきましょうか。
なぜ女性に興味が持てず、
5年間も異性から遠ざかった生活をしていた男性が、
1人の女性に心を奪われてしまったのか。
すべて実話でお届けいたします。
僕とNくんは元々僕が以前働いていた職場で
先輩後輩の関係だったんですよ。
彼のお相手の女性はOと言うのですが、
この子も職場が同じでして、僕は異常にOと仲が良かったので
休憩中はかならずと言っていいほど一緒に過ごしていました。
まだこのときは僕も起業したばかりだったこともあり
今の仕事が副業状態になっていたのですが、
本業の方は本業でやたらと人間関係が良い職場だったので、
悲恋改善アドバイザーとしての収入が本業を上回ったあとも
辞める理由がないからしばらく働いていたぐらい、みんな仲が良かったです。
その中でもとくに仲が良い面子数人で
毎月2回ほど飲み会を開いていたのですが、
酔ったOが「Nさんの手、めっちゃキレイやねん!」と言い出したあたりから、
周囲の人間が冗談で2人をくっつけるような流れに持っていっていました。
満面の笑みでみんなに冷やかされていることを喜ぶOと、
どうしていいか分からず困惑するNくん。
しかし。
Oは新婚4ヶ月の既婚者だったのです。
いくらくっつけようとしても、
それはただのネタであり、
ただ笑うためだけのものでした。
そのまま恋が進展しないと思いきや・・・。
そんなある日のことです。
Oが深刻そうな顔をして僕の元に近づいてきたんですよ。
O
「なあ。シゲさん。」
僕
「なんや。なんかあったんか?」
O
「いや、うーん・・・。どうしよっかなあ。」
僕
「なんやねん。言えや。」
O
「絶対誰にも言わんて約束してくれる?」
僕
「言うたらあかん話は言わんで俺は。」
O
「あのな。私な、
Nさんのこと、本気で好きになってしまってん。
どうしよう・・・。」
勤務中にもかかわらず、
結構大きめの声で「マジかー!」と言ってしまった僕。
詳しくそうなった経緯を聞いていると、
ちょうどこの話をされた数週間前から
2人は毎日LINEでやり取りをしていたそうなんです。
しかもリレーが半端なく続くそうで、
連絡不精京都代表と言ってもいいNくんが
それだけOに返信しているのを彼女から聞いたとき、
「あれ?もしかしてこの2人って運命の2人なんじゃね?」と
直感で僕は思ってしまいました。
なんとかしてくっつけられないかなーと思ったものの、
Oは既婚者だし、Nくんは警戒心の強い草食系。
彼女が遠まわしに彼を誘っても、
「いやいや、自分、結婚してるやん。」と言うだけで、
仕事や飲み会以外で2人が会うことはありませんでした。
それから数日後のことです。
とある女の子と飲みに行く約束をしていた僕は、
「ん?これはもしかしていい口実なんじゃないか。」と思い、
「なあ、2人ほど友達呼んでもいい?」とその子に聞くと
「いいよ。」と快諾してくれたので、NくんとOを誘ったんです。
いきなり大進展したあの日の夜。
そして飲み会の日がやってきて、
4人で鉄板焼き屋に行きました。
ここでは至って普通で、
みんな和気あいあいと飲んでいただけだったのですが、
2軒目に行ったカラオケで事件が勃発。
僕と女の子が横並びに座る形でNくんとOを隣同士になるよう
セッティングしたのですが、
開始30分もしないうちに酔ったOがNくんにベタベタし出して、
イチャイチャし出したんですよ。
Oは嬉しさのあまりデレデレだし、
Nくんは「かわいいなあっ。」と言いながらOの頭をよしよしするしで、
こうなる展開を期待していたものの、
「コイツらなにしとんねん。」と思いながらも僕はUVERを熱唱していました。
そしてお開きになり、翌日会社でOに
「昨日は良かったな。」と言うと、
とんでもないことを言われました。
O
「シゲさんが飲みに誘ったせいで、Nさんとチューしてもうたやん!
もっと好きになってしもたやん!どうしよう!」
僕
「え、それいつの話やねん。
カラオケ出たあとか?」
O
「ちゃうで!カラオケのときからチュッチュチュッチュしてたで!
まあ、帰りもしたけどな!!」
マジかー。
熱唱しすぎて気づいてなかったがな。
僕
「ほんでこれからどうするねん?」
O
「分からん・・・。分からんけど、○○日に2人で会う約束してる。」
僕は「じゃあその○○日がXデーになるかもしれないな。」と思い、
「おー良かったやん。」と言って、
また他愛もない話をあーだこーだとしていました。
とうとうやってきたXデーでの大事件。
そしてそのXデーの翌日。
その日は休みだったので、
「そういえば昨日どうやったんやろ?」と思い、
OにLINEで連絡をしてみることに。
僕
「おはー。昨日どやってん?」
O
「うん。楽しかったで。」
僕
「へー。どんな感じやってん?」
O
「え?楽しかったし色々話したで。」
なにやら様子がおかしいと思った僕は、
直球で聞いてみました。
僕
「もしかして・・・やったんか?」
O
「はい。」
僕
「ぎゃーーーーーーーーー!!」
と言いながらもこうなることは予想していました。
だからこそのXデー。
未来の予測はこういう場合にも役立ちます。
こうなってしまった以上、僕にも責任の一端はあるわけで、
そろそろ話しておかないとなーと思い、Oを飲みに誘ったんですよ。
僕
「お前、今晩なにしてんねん?」
O
「友達と遊ぶ約束してるで!」
僕
「アホか、そんなもん行ってる場合ちゃうやろ。
飲みに行こうや。」
O
「え、でも飲みに行くお金はない!」
僕
「ええわ、おごるわ。」
O
「ええの!?」
僕
「おう。カウンセリングしたる。
ほんまはお金かかるねんぞ。
ありがたく思えよ。あがめろよ。」
O
「ありがとう(’;ω;`)」
そしてその日の夜、
僕とOは飲みに行くことになり、
繁華街で待ち合わせをしました。
ちなみにOはアホみたいな顔して30分も遅刻してきましたけどね。
続きます。
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“ネットや本では教えてくれない草食系男子攻略法。その7” に対して8件のコメントがあります。
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こんにちは^^
人の恋愛話は楽しいから好きです!
で、もしかしたらもしかしてと思いながら続きを楽しみにしておきます♪
本当に藤本さんの記事の書き方面白いです。
まってましたー!
ついに1で言っていた方の話が聞けるんですね!
続き、心待ちにしております。
こんないいところで止めるなんて……
パンツ脱ぎました。次の更新が待ちきれません><
えー!続くの〜!待ちきれない^_^
このシリーズ知らんかった!
うちはどこ見てたんやろ…
ほんと 藤本さんの書き方は面白くて
「早く続きを!!」って思っちゃいます。
うちの今のお相手さんも草食系とこの間藤本さんに診断してもらったので ちょっとこのシリーズ暗記してきます!!!
>コメントを残してくださった皆さまへ。
続きを楽しみにしてくださり本当にありがとうございます。
次回アップ予定は明日の午後を予定しておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。
不倫を否定する記事を書いているのに、既婚者女性と独身男性をくっつけようとしたのは何故ですか?
ノリで自分が楽しければ良いんですか?
がっかりしました
>匿名さん
不倫に関しては昔と比べてかなり考え方が変わりましたが、今も昔も変わらないのは、後々のリスクを考えずに大した覚悟もなく踏み込むなということです。
僕が2人をくっつけたのはノリでなく、単純に運命的な恋をしている友達2人がくっついてほしかっただけですよ。
じゃないとノリであんな面倒なことはしないです。